政治は身近なほうが良い.com

近隣地域の市政情報や気になった政治ネタを発信しつつ、市民、国民を想い行動されている方を応援するブログです。

きたの誠一郎さん

高砂市を未来へつなぐ、リスタート!

f:id:takasagochoice:20220712112936j:image

Q.市議を志された動機は?

税金の使い道をチェックすることが根本

税金の使い道をしっかり自分らで知ること!それが僕が政治を志た動機です。私は以前、証券会社の山一証券に勤めておりました。サラリーマンって源泉徴収じゃないですか。税金は給料から天引きで、ほとんどの人は関心がないわけですよ、税金について。


私はその頃、大阪に勤めていて、尼崎塚口と言うところの社宅に住んでたんです。

ちょうどあの頃、尼崎市議会議員のカラ出張問題があって、兵庫県議会議員で号泣議員いたでしょ?あの方の、もっと前でね。要はそういう公費で、行ってもいない研修視察の旅費などを計上していた問題だったんです。

自分の給与明細見ると、所得税や住民税が結構取られてるわけですよ。このような勝手な使い方をされるは、どうなん?と。

ほとんどの方は、自分の関心がないからノータッチじゃないですか。いったい税金をどういうふうに使われてるのかっていうところから、じゃあ、ちょっと地元帰って、地元に根を張ってやってみようかと。

その頃ちょうどバブル真っ盛りで、先輩方を見てたら、みんな最終的には東京近郊の千葉とか埼玉とか、都心に2時間ぐらいかけて通えるところに、何千万出してるローン組んで一戸建て建てて、奥さんと子供と住んでる。

一緒に住むかって言ったら、結局、自分は単身赴任なんです。子供が中学校になったらみんなそんな感じでね。これもちょっとこんな生活でいいのかな?とは思ってました。そんな折に、声をかけていただいたのもあって、帰ってやってみようとなったんです。


やっぱり自分たちの税金をどう使われてるかというところをチェックしよう!というのが、根本にあります。

バブル弾けて、これから大変な時代だなと思いました。そういうことも含めて、時代の変化、日本が変わる潮目にあるなというのを金融機関にいたから肌で感じ取ることができてたんですね。上手いこと流れが変化することなく、どんどん低迷して今経済低迷したままですよ。

今、本当に日本は大事な時期だと思う。今、もう一回挑戦という想いは、そこから来ています。

f:id:takasagochoice:20220716150301j:image

「もう傍観者ではいられない」
社会的にも国際的にも経済的にも、意外と皆さんウクライナの問題とかで、軍隊のためとか、右傾化っていう流れを感じています。

僕は保守でもないけど、あまりにも安易にポピュリズム、煽られてるところに乗せられてるのがあるんじゃないかな?と見ています。

本当に軍事費とか、公共投資でやるべきところなのか?人口は減少してて、結婚しにくい、子供の産みにくい、育てにくいっていうことはあるんです。それは先の投資として、教育と福祉っていうのを大事にしていかなあかん。

僕は前の市長選から想い変わっていません。そう言うところを安易に流されることなく、行政もしっかりチェックして、市長もしっかりチェックしてかなあかん。

そういう傍観者というのか、僕は観客ではなく、プレーする側でいたいという思いが強くなって、再挑戦しよう!と思ったんです。

 

Q.見守りカメラが二転三転しましたが?
政策に本当に思い入れがあるかどうか。

本当に見守りカメラに思い入れがあってするんだったら、議員と喧嘩してでも、パワハラじゃないけど強く言ってでもやらせると。そこまでの思い入れがあるならね。そこまでの想い入れがあったのかは疑問に思ってます。

現市長は、かわいそうなことにサポートがないのかな?とも見てますね。加古川だったら国からも来てます。国や県が優秀とは限らないけれども、それなりの人材を据えてやる。現市長はそういう努力もまだしてないのかな?と言うように見えます。


例えば、これが沖縄だったら基地問題があるから、それについてしっかり働いてくれる人にイエスなのかノーなのか出てくる。

多くの自治体はそういう分かりやすい対立というか比較対象がないから、上手に行政も議員側も、人が無関心なのを利用してる。

ある程度モノを言う各種団体のうるさ方とか、そういう方々を押さえておけば、一般パブリックの意見を吸い上げた形としてできてしまうんですよ。

ほとんどサラリーマンだったら、昼間はずっと外に働きに行っていない。朝から晩まで働いて、休みの日は子供連れて外遊びいっちゃうじゃないですか。だから地元や自分の身近なところに、例えば市政もね、関心を持つ余裕が持てないでいると思うんです。


また行政は問題を避けて通るから、例えばどこの自治体でもそうですが、学校の数が多すぎると、公共施設の関係で経費を削減するために区割りを変えざるを得ませんよ。そのような問題をちゃんと出していったら、それがいいのか悪いのかどうなんやところで議論を湧き上がって関心が出てくる。

そういう問題を避けて通ってるでしょ。今まではそれでやっていけてるからいいけど、それではやっていけない時代に来てるから、それはそれで大きな問題となってくる。

悲しいかな、幸い高砂市は今は地方交付税もらってるけど、やっぱり税収はある程度、浜手の企業のおかげであるんです。利益上げるだけじゃなくて設備投資とかしてるから固定資産税とかあるし、都市計画、そういった部分でも他の地方都市とはまた違う性格があって、ある程度のところまではやっていけるっていう状況は続いてしまう。難しいところです。


f:id:takasagochoice:20220712113325j:image

Q.活動で大切にされていること

 

至誠天に通ず

「至誠天に通ず」ですね。真面目に誠実にやってれば、必ず道は開けると。自分に嘘偽りなく、前はぶれない、と書いてて、是は是で、ずっとやってきましたよ。

ひねくれもんかもしれんへんけど、体制側にすり寄っていかないとか。体制側でなくても私を信じて支持してくださる方いてくださって、勝手な想いで急に市長選に出るって決めた時も応援していただいたし、今回も、「すいません、再出発させてください」と、応援してくださる方は応援してくださっているので、ありがたいことです。政治家って「誠実」大切だと思う。

 

尊敬する人はバカボンのパパ

バカボンのパパは深いですよ。これでいいのだ!って言い切るでしょ。都内に一戸建て建ててるし、話がしっかりしてて、経済力あるし、かわいい奥さんもいる。

それは冗談やけど、あれを言えるって、政治家の一番大事なとこだと思うんですよね。ドイツの社会学者、マックス・ウェーバーが言ったんです。「職業としての政治」の中でね、情熱、責任感、判断力の資質が特に重要と。これら3つのことを踏まえて、これでいいのだ!と言い切れることが政治家としては大事なことだと思います。

 

Q.高砂市の課題について

 

教育の質を高めてほしい
教育の問題、教育の質を高めてほしい。せっかく白陵が高砂にあって、公立もあるけど、負けんような、学力をどんどんみんなにつけさしてさ、それで高砂に行ったらすごいし、いいやんってなると思います。

子育て支援もそうですけど、そういう形での魅力が出せないかなと考えてます。まずは教育。

 

福祉の充実を拡げるために

それともう一つは私、親が去年なくなったんです。その前に介護施設に入ってたんですよ。やっぱり看取りまでの対応の問題として、これから2040年、25年から団塊の世代がどんどん後期高齢者入って、人口が増えてくるから、その体制作りをしっかりしてしとかないと大変なことになると考えてます。

そのために、一つ提案したいのは、市役所の職員で高砂市民がいるはず。そこで仕事の4分の1を地元に帰って、地域貢献、やりましょうと。

私も今、地元で自治会長してるけど、みんな仕事を持って高齢者か現役かどっちかになってるわけです。よく地域で見守りましょうとか言うけど担い手がいないわけです。

それはやっぱり、公務としてでもやるような体制が要るのかなと。その地域の人に波及させてボランティア的な部分をもっと醸成していく。見回り活動の下校時に見守る人を探すんでも大変なんです。それが一つに高齢化問題。

人口減少問題で仮想の地域じゃないけど、取り組んでることも街の魅力一つというか、力になると思う。いかに地域を活性化して自活できるようにするか。

幸い、高砂には祭りの風土で土着型の素養はあるわけです。そういう繋がりは利用したらいいかなと思います。だから公務員の仕事、机の上の仕事と実際のボランティアでやってることっていうのがスパっと、切り離されててさ。仕事のオートメーション化が進めばもうちょっと余裕ができる部分もあると思う。

例えば、民生委員さんていうは、人材グループなんです。あれはね昔からの流れで無報酬。元々が名士の奥さんの名誉職なんです。

例えば昔の知事さんとか市長さんとかお医者さんとか、名士の奥様が貧しい人を助けるっていう施し。そういう名誉職から来てる。

そういう名残で、未だにその活動費、実費弁償だけで高齢、育児から、福祉関係から、すごいやってる。それをもっと実態に見合った形でね、お金を報酬を払ってサポートするようなシステムを作っていくことは、絶対に大事になってくる。

医者さんや看護婦さんに次ぐ、エッセンシャルワーカー、ヘルパーさんもそうやけど、そこに加えるような形にしていかないといけない。見てて、そう思います。


僕は福祉福祉とは言いたくない。それは政策の一つ。福祉って人が困ってるからとか、かわいそうだからやるんじゃない。

基本的人権で最低限のは生存権保障っていうのは、社会権で基本的に認められてる当然の権利だから、法律として最低限の生活を保障しましょうっていう給付をやる。そのためのシステム。

困ってるからやる、かわいそうやからやろう、ではないんです。そこをやっぱりしっかりしとかんと、いくら財源があっても足らんやろうし、どこで基準を決めるかも出てくる。だから、そういうものをどこにお金を割くか、結局、政策のどれを重視するかっていうのは、どこに予算をつけるかっていうこととつながる。そのチェックっていうのは、大事なんです。

 

その予算の使い方は適正か?
それと山陽電車の高架事業。あれはほんまに必要なんかい?って思います。よく言われる南北分断してる渋滞してる言うけど、あそこから南側って、高砂町は存在する。あと全部工場やん工場のためにやんのかい?と思うんですよ。

むしろ、宝殿駅の南側を先に開発すべき。あそこは頓挫してますからね。宝殿駅前整備協議会という僕が新人議員で出た前から、昭和の時代からあって、加古川高砂市で職員と議員も入って協議会っていう作ってて、やっとって、何にも進まず、結局頓挫してしまってから、言うたら、今はそれでまた、高砂の問題ってほんまにそのターミナル駅じゃないっていうね。


いくら市役所を綺麗にしてもね、高砂のこだわりが、今ひとつなんですよ。中途なところで止まってしまっている。

何をするにも、、それを働きかけるのが弱かったんじゃないでしょうかね?もう代議士もいりゃあ、県議会議員もいるわけじゃない。加古川も引っ張り出してきて、一緒にやりましょうと。

条件で、より以上に金出すとか、それは条件闘争だと思うけど、昭和2、30年代、30年合併問題のときに、昔はもう加古郡印南郡で、米田町って不思議で、高砂加古川に米田町ってある。二つに分かれている。だからそこでわかれてる。元を正せば一緒だったでしょって。で、水道管も高砂の水道管入ってるからね。合併する前の話です。

f:id:takasagochoice:20220712113023j:image

Q.高砂市のいいところ

 

福祉が充実しているコンパクトシティ
こぢんまりして、位置的にも規模的にも大きすぎなくてコンパクトなところは良位ところかな。コンパクトだとやりやすいやりやすいと思います。他と比べる必要もない。市民が満足してくれればいいし、ある意味平穏無事でいけるっていうのは、ある程度住みやすいのかもしれない。


ただ昔は、子育てっていうのは、先を行っていたと思う。各小学校区には必ず保育園と小は幼稚園一つずつあった。今はこども園へ変わっているけども、保育園にしても私立と公立と合わせて待機児童はずっとゼロ。それはオフィシャルな公表上の話であって潜在的な待機児童というのはあったかもしれない。ただ、それだけの施設とサービスはやってたわけです。


それと、もう古いんですけど葬式公営。昔ね、ゆりかごから墓場までじゃないけど、お葬式の祭壇で仏壇とかいろいろ飾るものを貸し出しをしてました。

昔だったら自宅でやるとか公民館、公民館という自治会館とかお寺とか、市が貸し出して、霊柩車葬式の車やりますよっていうようなシステムあったので、お金のかからない葬式ができてたんです。

それはもう時代の流れとともに変わってしまって今はなくなった。そういう特徴はあったという話で聞いておいてください。今はもう家族葬の時代で、ニーズは変わってしまったけど、時代に合わせたサービスは、形は変われど継続していくことなので、しっかり取り組み続けていくべきことですね。

 

議論を尽くす高砂市議会
昔の議会はデスマッチで、質問制限もなかった。行き過ぎたら、良し悪しはあるところです。まず、私が1期目に入ったときに、まず先輩らが言ってることを100%理解するために勉強せなあかんと思いました。

法学部出たけど、もう1回予備校から、弁護士の司法試験用のクラスに通いました。夜間の授業ですね。

もう1回、法律の基本を勉強したらスーッと入ってくるようになった。最初は本当にちんぷんかんぷんやったから。1期目のときはほとんど発言らしい発言できてなかったです。ほんと勉強しましたね。議論を尽くすところは高砂市議会の伝統でもあり、いいところです。

f:id:takasagochoice:20220712113005j:image

選挙事務所

高砂市中島1丁目10-4

079-442-3480

 

ーーたかさご選挙.comレビュー・北野誠一郎さん

地域に根ざした、市民目線の政策を提言

ユーモアを大切にしながらも、根っからの真面目と誠実さで活動されているところが魅力の方です。民間企業出身の市民感覚と、地域活動を通じての市民目線を軸に活動されています。7期25年と、時代の大きな変化の中で市政を支えてこられたキャリアを持つベテラン議員さんの一人です。2020年、市議会議員を辞職し高砂市長選に立候補するものの僅差で落選。「もう傍観者ではいられない」との思いでの再挑戦です。

高砂市議会議員・7期・高砂の明日をつくる会高砂市議会議長・行政改革特別委員会委員長等を歴任。

f:id:takasagochoice:20220729111712j:imagef:id:takasagochoice:20220729111715j:image