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近隣地域の市政情報や気になった政治ネタを発信しつつ、市民、国民を想い行動されている方を応援するブログです。

今竹大祐さん

誰もが安心して暮らせる街づくり

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新庁舎ができる折にタブレットを導入

開かれた議会を目指して、議会改革に取り組んで来ました。2018、2019年と、 2年続けて議長させてもらって、これからはタブレット要るよと。まあ、反対する議員もおったんですけど、賛成、反対乗り越えて、なんとか導入しました。

古い庁舎の時に設備変えても無駄になるからと、新庁舎ができる折に、ちょうどいいタイミングで、県内でも早い段階でタブレットの導入になってます。他市町も、影響を受けて導入されている。

そんなところで、私の時に、多少は以前に比べて情報は入りやすくなっていると思います。傍聴に来て頂かなくても、オンラインで見れるようになりましたし、私ら議員も意見はありますけども、協力的に、開かれた議会の方向へ進んでいます。


開かれた議会の一環で、市民と一緒に話をしよう!高校生とも話をしよう!と、直に会ってね、若い人と一緒に話をしようとやってみたんです。

若い人はこうだ、わしらはああだと、それぞれこんな考えをするという話をして、ざっくばらんに言うと、「投票に行かな、損やで?」という話をさせていただきました。

高砂南、高砂北、白陵高校と、松陽高校と行こうとしたんだけど、高砂南高校終わって次となって時に、コロナ禍になってしまって、この企画に関しては途中までになったことは残念だったんですが、若い方々の政治参画も取り組みの一つです。

 

継続して取り組んだ定数削減

市議会議員として36年目になっとるんですよ。35歳で初めて出た時はもう、ほとんど最年少で、次通ったら、最年長になるんですけども、こんな時代が来るとは思わへんかった。当時は10歳以上、上の方と一緒に仕事をしてたんです。そんな時代と比べたら、もうずっと変わってきてます。

いい面ばっかりじゃないですけど、時代に即応しながら、何も人に合わすんじゃなく、市民に迎合するでもなく、こちらから積極的にというのはあります。ただ、難しいことも多いです。

 

議会改革って止まることがないんですよ。委員会も休憩が多かったり、難しい面もありますが、一つ一つ、その時代に合わせて取り組んでいます。

行政改革も、ずっと続けていかないといけない。なかなか一足飛びにいけないこともあります。

例えば、以前は市議、36人おったんですよ。1番最初に出た折の公約が定数削減です。「議員の数が多いから、削減せな」と言った。

市政に新風を!と出させてもらったけども、議員の数減らす言うたら、皆、総スカんだったんです。

ただ、私の2期目が無投票だったんですよ。定数足りなくて、きっちり無投票当選だったんです。そのことが拍車かかりまして、これやったらあかんと市民からも言い出されて、ちょっとずつ前行き出して、今19人です。

減らしすぎたかな、ちょっと人が足りないな、というくらいになってるかもしれません。何も卑屈になる必要はないのだけれども、税金で給料もらっているということで、適切な数に減らしていくということは、大事なことです。


いろんなことを悩んだり頑張ってきたんですけどね、継続して取り組むしかないですよ。今の若い議員の方もしっかりされてますから。僕らよりも飛び抜けてしっかりされてます。本当にしっかりされている。

 

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Q.市議になられた経緯

 

市民福祉の充実を目指して
父親が以前、市議会議員をしていたんです。 現職中の4年目に交通事故で亡くなくなりましてね。五人兄弟で末っ子で、中学生の時でした。無念やろな、というのがずっとあったんですよ。自分がするというのは、その時にはなかったんですが、無念やろな、と思ってました。

私がちょうどその年になった時に、やらしてもらおうか、親父の無念を晴らして、ということになりました。 2世議員にしてもごっつい間がありますからね、21年の間が空いてました。


それと、議員ちょっと多いんちゃうか?っていうのがありました。まあ、何をやってるか、どんなことやってるかもわからない中で、若いもんが出て行って、単純な発想で、形よく言えば高砂市を良くしようと。

それは当然大事なことで、安心して暮らせる街づくり、市民福祉の充実、それを目指しました。一般的なことですが、今も基本として続けています。


Q.議員として大切にしていること

 

ベテランとして長く関われてこられたからこそのバランス

バランスやと思うんですよ、なんでも。特に福祉のことは難しいんです。長いことやってるから、相対的にはわかっている。ただ、福祉は法律が変わるし、制度が変わることが多いから、大変なんです。福祉はコロコロと変わるから、置き去りにならんようにしていかなあかん、というところです。


福祉というのはどこまでやっても求める方には必要ですし、できる部分は100%はできないです。

自助、共助、公助という、そこらへんが難しいところでね、いろいろな方と話をする中で、困ってるから助けてくれと。確かにそうやと思うんやけど、困ってるから全員の全部は助けられない。その中で、できることはこうゆうことです、で辛抱していただいて、助けられる人を増やしていくことをしてるんですけども、私だけじゃなく、行政も一緒に、なんですね。

当然、予算が1番増えてきますよね。必要なことなんですけど、将来のことを思うなら教育にも力を入れないと。いろんなことがある。

バランスの中で比重をどこに置いていくかなんですが、どれも置いていけない。求める方には100%できてない部分はあるかもしれんけど、そこは辛抱していただいく。配分でのバランスという悩みはずっとあるんです。それぞれの方に100%は難しい。その中で、特に、どこに重点を置いていくか。

私が1番古うなってきてるから、財源の確保というところでは、私も顔も広くなってきてるので、国からの財源の確保には頑張ってるつもりです。

幸い、渡海衆議院議員がいるんですけど、文教に強いから、結構こちらの予算は確保してくれてます。私と同じ年数国会議員してるんですよ。だから、ずっと一緒でね。衆議院議員の弟が同級生で、ずっと出入りしてたから、どっちも政治家になる前からの付き合いがあるから、相手も信用してくれて、大祐これで間違いないか?って。予算つけるのも、向こうも限りがある中で、そういう相談に乗ってくれて、必要なもんも必ずつけてもらっているから、助かっているんです。そういう部分も私が頑張るところの話ですから。

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Q.議員として大切にされていること

 

流れる水のように腐らないように
初志貫徹、流水不腐っていうて、流れる水は腐らない。それが一つ。ずっと長いことしていると、やっぱり汚れていく人もいますから、それは気をつけてます。ただやっぱり、いろんな甘い話とかね、そういうことはあって。巻き込まれていって、何か手を染めるというのは、ずっと見とったら、ないとは言えません。マスコミとか新聞見とっても事件多いですから。


やっぱり、実力がある人なんか余計そうかな?と思います。私は市議会議員だから、そんなに権限ないです。市長とか知事とかほんと金も権限も持ってます。やっぱり、甘い話で手を汚れてったらあかんので、いつも清い水で流れていこうとは思うんです。

ただ、若い時ほど、体がついていかない。その分は知恵が働くようにはなっていまし、人脈も増えてきます。妙な悪い人脈が増えないように気をつけております。精錬でいようというのが、根本です。


Q.高砂市の現状

 

ゼロカーボンとDX
新庁舎ができました。それなりには頑張ってますが、やっぱり行き詰まっている感がある。

まさにいま脱炭素社会というものがあって、気候変動で災害が大きくなってきているから、高砂市も水害が出たんでかなりのお金をかけてポンプ場を設置して、もう少し残っているんだけど、水路がちょっと整備されてないので、ハード面の整備をしています。

その中で、この前も言うたんですけど、高砂は脱炭素社会の取り組みが遅いでしょ。ゼロカーボンの宣言をしたはいいけど、遅い。市長にも苦言をしました。国もその分は補助金交付金をいっぱい出していく話ではあるんです。ゼロカーボンとDX。

脱炭素も姫路や淡路が計画を作って先行して取ってるんですよ。まあ、姫路なんかは取りやすい部分はあるんですけどね、姫路城ありますから。ゼロカーボンの取り組みは、うちは遅れている。それで、予算的に一個も組んでなかったら、当該部署に言って中期財政計画いうて、10年間の目玉事業にお金を置いているんだけど、その部分にお金置けと、5000万円づつ置かせたんです。

実際それに則って、それ以上に予算組んでもいいから、毎年度、組んでいかねばならんて。今から有利な財源があるとついてくるから、それを取り組んで、まちづくりをしたら面白いと思うんです。

高砂は浜手に大きい企業があります。大きい企業は自ら取り組まなかったら、世界から置いてかれてしまうから、私どもよりも早く取り組まないと商売にならない。欧米をはじめとして、外国で商売できなくなるから、その方向はマッチする中で、高砂はどんなまりづくりをするんや?って取り組んだら、結構面白い街作りになるんじゃないかな?というのがあります。ただ遅れていて、ケツ叩くように、予算等を組み直して、早期に取り組めるよう言うてるところです。


それとDX、AIを導入ですね。高砂もね、行財政改革で、前市長よりずっと以前から取り組んできたんです。それで、職員の数が減りすぎている。事業は単純な作業が多いので、AIにやらしたら、単純な作業が簡単に済むんですよ。

例えば、保育園、幼稚園の申し込みですね。今手作業でしてる部分をAIにやらせたら、簡単に公平に判断する。一次的に公平に処理させて、 二次的に人が見て、この人は他の人より保育が必要だから採用しようとか、実際に人がする部分の仕事がようさん減ると思います。

この一次の単純作業、庁内の単純作業をAIにさせていけば、人が本来持つ人間味を持って、味を持って市民サービスをする部分ができる。その切り分け、棲み分けをして、効率が上がるよう厳しく言うてます。大きくは、インターネットを使って、処理させる部分。早い時間で間違いがない。

ただ、それだけでは味気ないので、人が人として接する仕事を職員がする。それは職員にとっても、やる気がある方にとってはそれは良いことだし、そっちの方に切り替えていく時代だと思ってます。本来で言うなら、AIも進歩しているし、単純作業だけより、お年寄りの肩でも揉んだ方がよっぽど仕事になると思います。単純な発想ですけどね。


人間味のある話、特に福祉なんてそうで、いまだに100%の財源措置はできないわけだから、寄り添うて、話を聞く中で、これぐらいはできますよと。つながりの中でそういうことしたら、やっぱりようやっていただいているし、頑張ろうという気になってもらえる。

そういうことは多いと思うのでね、そっちの方に力を入れていかないと。これだけ職員が減ってきていて、これだけの作業を今まで通り振り分けないといけないとしたら、市民が迷惑するばっかりだと思いますね。ただ、この考え方はいろんな余地があります。

 

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Q.高砂市のポテンシャル

 

コンパクトシティ
高砂は狭い地域で、コンパクトシティと言われていて、やりやすいはずなんですね。もう少し効率良く、回していけば面白くなるかなと。

昔、裕福な時代、浜手に企業を誘致してきて、国からお金が交付されなかった時代がありました。その折は国からも干渉されないから、市民にとっては良い話で、いろんな施設の数が多かったんです。だから、それは良い話。

でもいま、だいぶ収入が少なくなって、不交付団体では苦しいわけです。そのとこは減らしていってるんですが、保育園を統合して、子供園にして、持続可能なようにしている。そういうことで、今もまだ総床面積を減らそうと、作業をしているところです。

なるべく市民サービスが減らないように、施設を減らしていかんと。施設はある方がええんやけど、持ち堪えられる財源がなければ、余計にサービスがマイナスになるというので、ちょっと整備をしよるのです。

コンパクトで平地ばっかりの住みやすい高砂で、もう少し効率的にする中で、職員の数だけ減らして市民の方に目を向けなければ、なんの意味もないから、単純作業はそういうAIにさせて、市民に目を向くようにしていくのが、これからの高砂には必要なことだと思っています。

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市民力を活かした誰もが安心して暮らせるまりづくり
子供から高齢者まで、いろんな障害のある方も含めて、誰もが安心して暮らせるまちづくりにはハード面の整備も必要です。

ただ、狭い中で道路幅も狭くて、歩道も整備しにくい。これがなかなかできなくて、家を立ち退いてもらわないとできないのに、不可能なところがあって、そういう部分も少しづつ確保しながら、というところです。


市長の見守りカメラ、一度やり直してこいと言ったんです。あまりにも金額が高すぎたので、調整して、安い方法考え直してもらって。

バランスの問題で、「ハードだけつけたらあかんよ」と。それもええんですけど、高砂市では、犯罪者の逮捕や、未然防止にも繋がる見守り活動というのが色々な団体がしてくれているんです。

これが一つの「市民力」だと思うんです。これを途絶えさせないことも大事なんです。

ただ何もせんとカメラを取り付けると、「わしら何もせんでええねんな」って思われたらあかんよ!ってこの前も議会で言うて、その部分は人の目で見て、子供も見て、認知症の人も見て、声かけ目をかけ、そのような地域にしてる中での見守りカメラがいいのだと。

立番してくれる方は、時間が限られるから、それ以外のできないところを見守りカメラで補完する。人の目でも子供らを見守っていき、声をかけていく。声かけてくれる人は見知っているから安心する。相乗効果で安心な街を作っていかなあかんよ!と考え直していただきました。

 

宝殿駅の南側の整備
現市長になり、人口10万人という構想もあったんですが、もうすでに10年の総合計画で8万人だったんです。事業と合わないから、理想としてであって、現実としては無理だと。

私は、今人口増やそうと思うたら、やっぱりJRの駅だと思うんですよ。車があったら不便はないと思うんですけど、いろんなことを思ったら、やっぱり宝殿駅の南側を整備するのがいいんです。北側は整備したんですよ。

米田の県住も住む方が減っているんですよ。ここを再開発したらええと提案しているんです。なかなか難しいんですけど、終局的にはそっちの方に持っていく。

曽根の南にも県住があるんですよ。慈光寺の春日にも。こんな近くにこの数はいらんて、集約して開発して、駅の南を良くして、駅を中心に賑わいのある街づくりをと思うんです。そっちの方に持って行くべきなんじゃないかと、言うてるんです。そこを起点、核にして、その地から伸びていく、と思うてますわ。


新快速は加古川市か止まらない、という不便さはあるが、加古川の奥の方も不便なんです。宝殿駅なら一駅だけやから、新快速止まらなくてもきちっと整備してったら、人口は増えると思う。JRの駅の周辺開発だと思うんです。すぐ近くに住みたい人と、10分離れたとこに住みたい人と、選んでもらって、自分の生活形態に合わせて住みたい人は増えていくと思うんです。


まず第一に、宝殿駅から 2号線までの道が狭い。それから南は結構広い。そこを4年間の間に広げたいと思ってます。高砂の都倉市長にも、加古川の岡田市長にもいうて、知事にも言うて、渡海代議士にも言うて、そこをなんとか広げたら、みんながその気になって、まちづくりが進むと思うてます。長い間整備する計画はあったが一向にできない。だから、それができたらその気になってくる。


駐輪場は高砂市がお金を出して整備する予定です。それと同時に道を広げてくれ、と県、市に伝えている。山陽電車は連続立体交差の予定もありますが25年先なんで、人口が増えていたら、いるんでしょうけど、減っていたらどうなのか?投資したらいいのか?迷っています。生活には便利な線ですが、JRが北に遠すぎる。いずれにせよ、それなりに賑わいのある駅にはしていった方がいいと思います。

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選挙事務所

高砂市米田町米田577-11

079-432-3050(自宅)


ーーたかさご選挙.comレビュー・今竹大祐さん

実績豊富な経験値があるからこそのバランス力

おおらかで包容力のある懐の深さが魅力だと思います。ゆっくりと丁寧に、応対していただきました。誠実さが信頼となって、36年という議員活動の礎となっているのだと思います。ベテランという言葉がふさわしい、蓄積された知識、人脈、交渉術などなど、随所に、真面目に、確実に活動を積み重ねて来られた歴史を感じました。取材中にも、随所に気配りを感じました。多くの方に慕われる理由がわかる気がします。地域にも慕われ、高砂と36年、共に歩まれている議員さんです。

高砂市議会議員・新政会会派代表・現職9期目。高砂市議会議長6回の実績・建設環境経済委員会・議会運営委員会など。