政治は身近なほうが良い.com

近隣地域の市政情報や気になった政治ネタを発信しつつ、市民、国民を想い行動されている方を応援するブログです。

高砂市民病院経営改善計画

1400万円かかってるコンサルティングの中身が気になってます。

f:id:takasagochoice:20230308202503j:image

それとは別なのかな?令和7年度までの計画案を読んだので、過去のと合わせて。

 
高砂市民病院経営改善計画

https://www.hospital-takasago.jp/news/pdf/management_improvement_plan.pdf

↑15ページほどの量なので、わりかしサラッと読めると思います。

 

高砂市民病院新改革プラン

https://www.hospital-takasago.jp/about/about_approach/plan/pdf/hospital_reformplan.pdf

↑過去の改革プラン28ページ

 

突っ込みどころが満載なので、

突っ込んでおきます!

 

高砂市民病院の赤字は今に始まったことではなく、過去にも改革プランなどが策定され経営改善に取り組まれてますが結果は出ていません。

 

この計画書では、

それらに対する総括がありません。

「内容が不十分だった」とだけです。2度あることは3度な気がしますが?

プランとしては新改革プランの方がまだ根拠や課題が書いてあるので分かりやすい気がしてます。

 

なぜ結果が出せなかったのか?目標未達成への分析が足りないかと。原因を把握した上で今回の計画案なら結果が出せるという流れやエビデンスがナッシングです。特になぜ医師不足を解消できなかったのか?など。

 

ただね、パッと見、過去の改革案と比べて真新しい計画にも感じません。人材確保の部分なんて変わり映えあります?

実現可能な計画とありますが、その根拠はいかに?

 

結局のところ、

赤字は赤字で赤字幅が若干減る程度の計画に見えます。

 

また、面倒見のいい病院とあります。医師が足りなかろうが救急は受け入れると。

確かに昨今の20%増近い救急出動の受け入れは大変なことだと思います。そこを大切にする辺りは高評価です。

ただ、医師が大変ですよ。医師のケアとサポート体制は?

その上で、病院の在り方と市民ニーズのマッチング度合いなどデータ出すべきではないかと。

まあ、計画策定に当たりヒアリングなりアンケートなり取ってますよね?市民ニーズ。

 

あと気になるの、人件費の抑制って書いてる辺り。年齢で上がりますよね?退職者と新規職員の給与の差額。

病院勤務のブラック度も近年問題視される中、よくある「医師の平均年収」(令和元年=2019年の医師の平均年収は1,169万円、病院勤務医の平均年収は1,491万円年収になるそうです。全世代なので、年齢で変わってきます。30~34歳だと683〜693万円くらいだそうです。民間は公立に比べて50万円ほど高いみたいです。

その中で定年での退職者なら752万円は安いほうなのかな?20代前半で483万円程度のサラリーは高いほう?

ただ、安いってことは研修医か新人さんですよね?診療クオリティ大丈夫ですか?

以前、うちの子を言語発達外来に通わせたんですが、効果は得られず、医師の態度や対応、資質等にも疑問が多々あり通院を止めた経験があります。相性と言ってしまえばそれまでの話しですが。

赤字の原因の一番を医師不足に挙げられてましたが、定年ですか?別の理由での退職でしょうか?

一人当たりの患者さんの量は多い方とのことで負担が大きい割にサラリーが見合ってないと臨床経験積んだ頃にキャリアアップされませんか?

医師不足解消の取り組みは同じような内容の継続なので劇的解消は期待しにくい上に、激務な上に給料が見合わないと人集まらないと思いますよ?

 

働いてる方のことを考えられてるか疑問が残るんです。

医師も人です。

もちろん市民ニーズもサービスも大事ですが、提供する側のサポートも大切でしょう。どんなに良い人だってこき使われてたらヤサグレルこともありましょう。

 

良い病院は、良い医師ありきです。設備よりまず人です。ましてや離職が多い病院なら尚更、根本的に解決すべき事由があると考えるのが普通でしょう。

 

老朽化で建て替えるなら、ますます減る医師と人口に合わせて小規模化が現実的では無いでしょうか?

 

もしくは、民間売却?

 

市長は先日の代表質問の答弁で公立維持をしたい旨を言われてました。共産党さんには良かった答弁でしょうか?

気持ちは汲みますが、ハードルは高そうです。

 

あとは、委員会や議会でどんな議論がなされて進んでいくか市民も注視した方が良さそうです。

 

こーゆー時は

労働者になる「医師」と、出資者かつ消費者の「市民」の話をよく聴いた方が良いと思います。

 

続きはまた今度。